2008年05月03日

下記、関連 米軍爆撃を認める

ソマリアのアルカイダ組織指導者を空爆で殺害、米軍確認

アフリカ東部、ソマリアの国際テロ組織アルカイダと関係があるとされるイスラム武装勢力アル・シャバブは1日、米軍の空爆で同勢力軍事部門の指導者が殺害されたと述べた。ソマリアからの電話会見で明らかにした。
米中央軍の報道担当は空爆を認め、同指導者を狙った攻撃だったことを明らかにした。
アル・ジャバブの報道担当によると、空爆で別の幹部1人を含めた6人が同じく死亡、6人が負傷した。空爆はソマリア中央部にあるドゥーサマレブ町の民家を狙い実施した。
米軍は過去数年、ソマリアに潜伏するアルカイダ関係者を標的に空爆を繰り返している。米国務省は今年3月、アル・シャバブをテロ組織に指定。同勢力は、イスラム系反政府勢力「イスラム法廷会議」の軍事部門で、殺害された指導者はソマリアでのアルカイダ最高指導者と受け止められている。
同指導者はアフガニスタンで軍事訓練を受けている。エチオピア軍が後押しするソマリア暫定政府への攻撃を仕切っていたと言われる。
ソマリアではイスラム法廷会議が2006年、首都モガディシオを含む広範な地域を実効支配したが、国連が支持する暫定政府軍がエチオピア軍の支援を受け駆逐していた。しかし、両派の戦闘は依然続いている。
 
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1日ソマリアが再度爆撃を受け、アルカイーダの指揮官とされる人物が死亡

ロイター通信によると、ソマリア中部の町で1日未明、同国のイスラム原理主義勢力の指揮官が空爆を受けて死亡した。同指揮官は国際テロ組織アルカーイダの現地指導者とされ、イスラム原理主義勢力側は米軍機が攻撃したと主張している。  地元住民らは1日午前2時ごろに大きな爆発が2度あったと証言。指揮官らは当時、標的となった建物で会議中で、地元メディアは計15人が死亡したと伝えた。
 事実上の無政府状態が続く同国では、ゲリラ戦を展開するイスラム原理主義勢力「イスラム法廷会議」の残存勢力が4月以降に勢力を拡大し、隣国エチオピア軍の支援を受ける暫定政府との戦闘が激化している。(共同)
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2008年03月30日

ソマリアでの紛争終結へ向けた会合

2008324日 BBC記事参照】  

 ソマリアの暫定首相、ヌール・ハッサン・フセインは、和平努力の一環として、首都で影響力を持つハウィイェ氏族の長老達と会った。

 暫定首相は、安定を回復するために最近立てられた計画について協議し、両者がこの会合を和解へ向けた一歩であるとした。
  

 長老達が反乱勢力に対してどれだけの影響力を持つかは明らかではない。
  

 最も強い勢力を持つアッシャバーブは、戦闘を続けることを表明しており、アッシャバーブの成員の多くはハウィイェである。
  

 ここ
1年、首都モガディシオは、イスラーム主義の反乱勢力とソマリア政府を支援するエチオピア軍との間の武力衝突に毎日のように苛まれてきた。  

 最近の衝突では、車に乗った狙撃手がモガディシオの交差点で兵士を攻撃し、
3人の政府軍兵士を含む4人が死亡した。  

 
BBCのモハメド・オラド・ハッサンによれば、この会合は、政府とハウィイェ文化・統一評議会との間での初の会合だった。  

 モハメド・オラド・ハッサンは、長老達の多くは政府の政策に強い不満を抱いてきて、アフリカ連合部隊が安全を確保するなかモガディシオ国際空港で開かれた会合に出席したとしている。
  

 アッシャバーブの動きは激しさを増してきており、モガディシオで戦闘を繰り広げるだけでなく、ソマリア中南部全域でヒット・アンド・ラン攻撃を行っている。
  

 ここ数週間、アッシャバーブは、南西部のディンソルや議会のあるバイドア近くのブルハカバを含む多くの戦略的な町を攻撃している。
  

 民兵部隊が時に多数を殺害して短期的に町を占領し、ソマリア政府やエチオピアの部隊から武器、弾薬、軍事車両を奪って引き揚げるというパターンが見られるようになってきている。
  

 アッシャバーブは、アルカイダとのつながりを否定し、エリトリアに拠点を持つソマリアの反対勢力からも彼らは世俗的過ぎるとして距離を置いてきた。
  

 首相は、今後、モガディシオのビジネス・リーダー達とも会合を持つことになっている。
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2008年03月23日

アメリカがソマリアのイスラーム主義勢力の町を爆撃

  200833日 BBC記事参照】  

 地元の長老によれば、ソマリア南部のイスラーム主義勢力の支配下にある町が米軍機によって放たれた
3発のミサイルで爆撃された。 

 
アメリカ政府関係者は、「テロリスト容疑者」に対して攻撃を行ったことを認めた。アメリカはこの地域を1年前に爆撃し、住民は今回も同じ飛行機だったとしている。 

 このドブレの町への空爆で
6人が死亡し、20人が負傷した。 

 
ソマリアのイスラーム主義の反乱軍は先週この町を占領し、指導者の1人、ハッサン・トゥルキが週末この地域にいたとされている。 

 地元住民のファトゥマ・アブドゥッラーヒは、「轟音で目が覚めて、外に出ると、隣の家がまるでそこには何もなかったかのように完全に破壊されていた」と
BBCに語った。 

 
隣国のジブチに拠点を持つアメリカのテロ対策タスクフォースは、この件についてはコメントできないと語った。

 しかし、米軍高官は、ワシントンで、「テロリストの温床になっていると疑われる町に計画的な攻撃を行った」とロイター通信に語った。

 イスラーム主義勢力の報道官、シェイク・ムフタル・ロボウは、アメリカはこの地域のイスラーム主義勢力の隠れ家を攻撃しようとしていたとし、「アメリカは、イスラーム主義勢力の隠れ家だと思ってこの町を攻撃し、民家を爆撃した。彼らは、AC-130爆撃機を使用した」とAFP通信に語った。 

 地元の政治家は、ミサイルにはアメリカのマークが入っていたとロイターに語った。
 

 現地のアリ・フセインは、大勢が町から避難していると
BBCに語った。 

 ケニアの国境はこの
1年閉鎖されていた。 

 イスラーム主義勢力がこの数週間のうちにドブレ周辺に再結集しているとの報道があった。
 

 
イスラーム主義勢力は、200612月、エチオピアとアメリカの支援を受ける政府軍によって首都モガディシオから追放された。 

 ドブレは、イスラーム主義勢力が支配する最後の町だった。

 アメリカは、ソマリアのイスラーム主義勢力が1998年のケニアとタンザニアのアメリカ大使館への攻撃に関与した者たちをかくまっていると非難していた。 

 イスラーム主義勢力は、こうした主張や、アルカイダと関係を持っているとの報道を否定していた。

 ソマリアには、1991年以来、実効的な政府が存在していない。

 先月、国連の高官は、ソマリアは児童にとって最悪の場所だとBBCに語っていた。
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2008年01月30日

ソマリア:MSFスタッフ3名が深刻な事件に巻き込まれ死亡

情報発信日 2008年01月29日
国境なき医師団(MSF)は、スタッフ3名が1月28日の朝、ソマリアのキスマヨにおいて、MSFが活動する病院からほど近い場所で殺害されたことに対し、深い悲しみを表明する。  

犠牲となったのはケニア人医師とフランス人ロジスティシャン(物資調達管理調整員)、そしてソマリア人運転手である。外科医のヴィクター・オクム医師(51)はスーダンのダルフール地方やシエラレオネなどで、数度にわたりMSFの活動に参加した。ロジスティシャンのダミアン・ルアール(27)はMSFの活動に参加するのは2度目で、ビランはソマリア人運転手だった。チームの他のスタッフ1人が軽傷を負った。続きを読むhttp://www.msf.or.jp/2008/01/29/5992/msf3.php

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2008年01月23日

ソマリア:新政府がモガディシオ入り

2008120日 Garowe Online記事参照】  

 ソマリアの新首相、ヌール・アッデ・ハッサン・フセインと最近承認された閣僚を乗せた民間機が、日曜、モガディシオのアダン・アッデ国際空港に降り立ち、正式に新政府が首都へと移った。

  ヌール・アッデ首相と22人の代表団は、今日、モガディシオから北西に250km離れており、首相が昨年11月に任命されて以来滞在し続けていたバイドアを発った。

 首相の内閣は、今月、ソマリアの国会議員によって承認された。新内閣では、閣僚ポストが
31から18に減らされ、9人の大臣が議会外から選ばれた。

 ソマリア政府関係者、エチオピアとアフリカ連合(
AU)の軍関係者は、空港で新首相を出迎えた。

 ヌール・アッデ首相は、モガディシオに来れて「非常に嬉しい」と語った。

 首相は、自らの指導者としての地位に言及しながら、「これが重責であることを皆が理解しており、非常に重大な時期に私に与えられた」と語った。
  
 首相は、治安を回復し、国民和解を推進し、報道の自由を守るために懸命に働いていくと語った。
  
 首相は、暫定連邦政府が依拠しており、ソマリアの様々な氏族集団の間で政治権力を配分することを目指した氏族に基いた統治システムである
4.5方式を変えていくと楽観的に語った。
  
 ヌール・アッデ首相は、氏族に根差した政府構造をあらゆるソマリア人にとって平等な新たなシステムに変えていく複数政党システムを打ち立てることが新政府の政策であるとした。
  
 モガディシオのモハメド・ディーレ市長、国家警察長官のアブディ・ケイブディード将軍、情報局長官のモハメド・ダルウィシュ、エチオピアと
AUの軍司令官は、新首相と彼の率いる新政府を空港で出迎えた。
  
 代表団は、その後、大統領官邸であるヴィラ・ソマリアへと移動した。
  
 首相がヴィラ・ソマリアに到着した直後、少なくとも
5発の迫撃砲が官邸内外に落ち、兵士1人が負傷した。
  
 モガディシオは、この
1年、国中で政治的支配をめぐって争う反乱軍とエチオピア軍の支援を受けた政府治安部隊との間での戦闘に苛まれた。
  
 国連と援助機関の見積もりによれば、この武力衝突により、
6千人以上が死亡し、モガディシオの人口の半数が避難した。
  
 任期が来年終わるヌール・アッデ首相の政府は、治安問題に対処し、
2009年の総選挙の前に再建への取り組みを開始していかなければならない。
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2008年01月14日

ソマリア:大統領と分離独立派のソマリランド指導者が飛行機に同乗

200817日 Garowe Online記事参照】  

 ソマリアの暫定政府大統領、アブドゥッラーヒ・ユスフ・アフメッドと、分離独立を唱えるソマリランドの指導者、ダーヒル・ラヤーレ・カーヒンが、土曜日、ロンドンへ向かう飛行機に同乗した。
 

 この2人がイギリスへのフライトの間に会話を交わしたかどうかは確認されなかったが、ユスフとラヤーレとそれぞれの代表団は、アディス・アベバからのエチオピア航空機のファースト・クラスの12席を占めた。

  アディス・アベバのエチオピア政府情報筋は、ロンドンへの共通のフライトは事前に計画されたものではなかったとガロウェ・オンラインに語った。

  先週、ユスフとラヤーレは、メディアを通じて相互に非難し合った。

 
 ソマリアのユスフ大統領は、ソマリランドの部隊が、自分の故郷であるプントランドから10月に奪ったスール地方から撤退することを要求した。

 
 ラヤーレは、ユスフの要求に対して、ソマリア大統領は皆に脅威を与えるのを好む人間だと非難し、スールからの撤退を全面的に拒否した。

 
 ユスフは、治療を続けるためにロンドンへ向かったが、ソマリランドのラヤーレは、1991年の独立宣言以来、承認されていないソマリア北部の分離独立の外交的承認を呼びかけるための外遊の一部としてロンドンへ行った。

 
 2人のライバルは、互いの政府を承認していない。ユスフはソマリランドを自分が支配するソマリア内の一地方と見なしているが、ラヤーレはユスフの権威を認めていない。

 
 最近、ラヤーレは、エチオピアのソマリアへの介入は支持するが、ユスフの暫定政府は承認しないとラジオ局に語った。

 
 エチオピアは、200612月に、ユスフの政府が首都モガディシオからイスラーム主義反乱勢力を追放するのを助けるためにソマリア南部に部隊を送った。
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2008年01月05日

ソマリアの暫定指導者が倒れる

200814 BBC “Somali Interim Leader Collapses”

 ソマリアのアブドゥッラーヒ・ユスフ暫定大統領が病に倒れ、治療のため隣国のエチオピアへ運ばれた。
 
 BBCのユスフ・ハッサン・ムルサルによれば、72歳のユスフ暫定大統領は、金曜日の朝、暫定連邦政府が拠点を構えるバイドアで倒れた。
 
 ヌール・ハッサン首相は、ユスフ暫定大統領の容態は深刻ではないとしたが、側近はそれに反することを述べた。

 
暫定大統領は、14年前に肝臓移植を受け、先月は気管支炎を患ってケニアの病院に入院した。
 
 エチオピアは、
1年前、ソマリアの暫定連邦政府が、半年にわたってソマリア南部の大部分を支配したイスラーム法廷連合を打倒するのを助けた。
 
 それ以来、暫定連邦政府は首都モガディシオで反乱軍と戦闘を繰り広げてきた。
 
 国連によれば、首都モガディシオの住民の60%がここ数ヶ月の戦闘により避難を余儀なくされた。
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2007年11月20日

ソマリアの反乱軍が平和維持部隊を攻撃

1117 BBC "Somali Rebels Attack Peacekeepers"参照】

 ソマリアのイスラーム主義反乱軍の指導者、シェイク・アデン・ハシ・アイロウ(Sheikh Aden Hashi Ayrow)が、約1700名のウガンダ軍兵士によって構成されるアフリカ連合(AU)の平和維持部隊への攻撃を指示してから2日後、反乱軍がモガディシオのAU部隊の基地を攻撃した。

 反乱軍は、モガディシオのK-4地区で、2手に分かれてマシンガンとロケット弾を用いてAU部隊に攻撃を仕掛け、AU部隊が反撃した。交戦状態は約1時間半にわたって続き、反乱軍の1名が殺害された。AUの報道官は、「我々は反乱軍の1名を殺害し、我々の側に負傷者はなかった」と語った。また、17日には、モガディシオの別の場所で、市民を乗せた車が地雷で爆破され、2名が死亡し、10名以上が負傷した。

 先週、シェイク・アイロウは、ソマリ語のウェブサイトで、国外のイスラーム戦士に、イスラーム法廷連合の軍事部門であるアッシャバーブによる外国軍に対する戦いに加わるよう呼びかけていた。また、ソマリア暫定連邦政府のアブドゥッラーヒ・ユスフ大統領も、最近の武力衝突の責任は、アッシャバーブにあると非難している。
 
 モガディシオでは、エチオピア軍と暫定連邦政府軍がこの1週間、反乱分子の摘発を続けており、激しい衝突が起こっている。国連は、今週だけで約17万人が戦闘を逃れて避難し、数百人が負傷したとしている。

 ウガンダ軍は、平和維持部隊は撤退せず、必要に応じて自衛手段を講じるとしている。
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2007年11月01日

ソマリア情勢悪化、避難民およそ9万人

111 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadiscio)南部で発生したエチオピア軍に対する抗議デモの影響を受け、1031日までに最大9万人の避難民が発生している。人道支援団体などは、支援活動が不可能になりつつあるとして同国の危機を訴える声明を発表した。

 ソマリアでは、デモが行われた27日から29日にかけて市民が避難を開始。国連難民高等弁務官事務所(UN High Commissioner for RefugeesUNHCR)は声明で「過去数か月で最悪の事態」と述べた。

 目撃者および警察当局によると、エチオピア軍の発砲による犠牲者を含む少なくとも10人の死亡が確認されている。
続きを読むhttp://www.afpbb.com/article/politics/2305519/2302398


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2007年10月24日

モガディシオのWFP職員が解放される

 10月17日以来ソマリア国家治安局(Somali National Security Service)によって拘束されていた国連世界食糧計画(WFP)のモガディシオ事務所長代行のイドリース・オスマンが、10月23日に解放された。

 オスマンは、拘束されていた間、家族や同僚との面会を許されていたが、「なぜ自分が逮捕されたのか、何のために拘束されたのかは、誰も話してくれなかった」と語った。


【10月23日
UN News Service (New York)・UN Integrated Regional Information Networks】    
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2007年10月18日

ソマリア暫定政府軍がWFP事務所代表を拘束

20071018 02:32 発信地:モガディシオ/ソマリア

1018 AFP】ソマリア暫定政府軍は17日、首都モガディシオ(Mogadishu)にある国連(United NationsUN)事務所を急襲し、世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)の同国事務所代表を拘束した。

 WFPは即刻対応し、同市に住む75000人以上への食糧配給を一時停止した。

 WFPによると、現地時間午前815分(日本時間午後215分)、同国治安局(National Security ServiceNSS)の50-60人の武装兵士がモガディシオ南部にある国連事務所を急襲し、WFP同国事務所のIdris Mohamed Osman代表を、銃を突きつけて連れ去ったという。

 WFPは声明で、「Osman代表は大統領府に近いNSS本部に拘束されている。この措置について、WFPは何の説明も受けておらず、この行為は国際法に違反する」と発表、また事前許可なく国連関連施設に立ち入ることは国際法に違反するとも訴えた。

続きを読む  http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2299465/2254769

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2007年09月19日

2つの和解会議、しかし和解は見えず

9月6日から14日にかけて、エリトリアの首都、アスマラで、ソマリア解放和解会議が開催された。

この会議は、エチオピアの支援を受けているソマリア暫定連邦政府に反対する勢力が、エリトリアの協力を得て開催したもので、前のイスラーム法廷連合の支持者や、他の反政府勢力、ディアスポラのソマリ人など約400名が参加し、欧州連合(EU)やアラブ連合からのオブザーバーも出席した。

会議では、ディアスポラのソマリ人や国会の元議員など191名から成るソマリア解放同盟が結成され、イスラーム法廷連合の指導者だったシェイク・シャリフ・シェイク・アフメッドが同盟及び執行委員会(10名の委員から成る)の議長となり、以前の国会議長のシャリフ・ハッサン・シェイク・アダンが中央委員会(イスラーム主義勢力が45%、アダンのようなの元議員が25%を占める)議長に選出された。アフメッドとアダンは、ソマリアをエチオピアによる侵略から解放するための行動をとることを表明した。

会議最終日の14日には、エリトリアのイサイアス・アフェウェルキ大統領が演説を行い、2006年にソマリアの人々が復興へ向けて歩み出した時に、それを望まない人々がソマリアに侵攻したとし、ソマリアの人々の侵略者への抵抗は正当な権利であると指摘した。

反政府勢力のこうした動きに対し、ソマリア暫定連邦政府は、サウジアラビアのジェッダで会議を開いた。

この会議には、アブドゥッラーヒ・ユスフ暫定大統領や、最近モガディシオで閉幕したソマリア国民和解会議に出席した勢力が参加し、暫定大統領や首相が和解合意に署名した。

この合意の中でユスフ暫定大統領は、国連の指導の下で、アラブ・アフリカ諸国によって構成される平和維持部隊をソマリアに派遣するよう呼びかけた。

また、サウジアラビア国王は、ソマリアの対立する勢力の間で和解がなされれば、暫定連邦政府を支持することを表明した。

しかし、アスマラでの会議で樹立されたソマリア解放同盟のアフメッドは、モガディシオとジェッダでの交渉は和解へむけた真剣な努力ではないとし、暫定連邦政府と反政府勢力との間の溝が埋まる気配はない。

アナリストの間では、1998年から2000年にかけて国境紛争を行ったエチオピアとエリトリアがソマリアを舞台に代理戦争を繰り広げているという声も多く、ソマリアで和平が達成されるためには、近隣諸国による軍事的介入の停止が不可欠となっている。

大津 祐嗣

【主要参考記事】

BBC News 9月14日、17日
Shabait.com (Asmara) 9月14日、15日
Shabelle Media Network (Mogadishu) 9月14日、17日

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2007年09月04日

国民和解会議が閉幕、しかし光は見えず

モガディシオで7月15日に開始された国民和解会議が8月30日に閉幕した。

この会議には、国外からの参加者も含む約2000人が出席し、氏族間の和解、資源の分配、2009年の選挙など、様々な問題に関する決議が採択された。ソマリア暫定連邦政府大統領のアブドゥッラーヒ・ユスフは、閉会演説の中で、反対勢力に対して、攻撃を中止し、選挙への準備を行っていくよう呼びかけた。

しかし、エチオピア軍のソマリア駐留に反対するイスラーム主義勢力やハウィイェ氏族の反政府勢力はこの会議をボイコットし、暫定連邦政府への反対を唱えた。また、エリトリアのアスマラにいる反政府勢力が別の和解会議をアスマラで開催しようとしているとの報道もある。

モガディシオでの会議の閉会式の前には、反対勢力が3ヶ所で警察に対する攻撃を行い、イスラーム法廷連合の指導者、シェイク・ハッサン・ダーヒル・アウェイスは、支持者達はエチオピア軍をソマリアから追い出すまで戦いを続ける用意があることを表明しており、反対勢力を巻き込むことのできなかったこの国民和解会議がソマリアに和平をもたらせるかどうかは、かなり不透明である。

最近、モガディシオでは、通学中の児童2人が道路脇に置かれた爆弾で殺害されたり、イスラーム主義勢力と治安部隊との戦闘で多数が死亡したりしている。現在、ソマリアには約1600人のウガンダ部隊から成るアフリカ連合の平和維持部隊が展開し、暫定連邦政府と協力して治安を回復しようとしているが、そうした努力が実を結ぶためには、暫定連邦政府と反対勢力との直接交渉と和解が不可欠であり、それと同時に、ソマリアの周辺諸国が対立勢力への軍事支援を中止する必要がある。

昨年11月に出された国連の報告書は、エチオピア、ウガンダ、イエメンが暫定連邦政府を軍事的に支援し、シリア、イラン、エリトリア、ジブチ、エジプト、リビア、サウジアラビアがイスラーム法廷連合に武器を提供していることを指摘した。そして、今年7月の国連報告書は、エリトリアが大量の武器をソマリアのイスラーム戦士に供給していることを指摘し、エチオピア軍が4月に白燐弾を用いて反乱者と市民を殺害したことを非難した。エリトリア政府もエチオピア政府もこうした事実を否定しているが、ソマリアの内戦が周辺諸国による軍事的干渉によって長期化してきたことは明らかである。

エリトリアがエチオピアから独立してから2年後の1995年、エリトリアの紅海沿いの港、マッサワを訪れた。戦闘の傷跡の残る町で出会ったマッサワ市長は、復興への希望に目を輝かせ、イスラエルの港湾都市との交流について熱っぽく語っていた。

しかし、1998年、エチオピアとの紛争が再燃し、それ以降、対立が続いてきたことから、エリトリアは以前よりイスラーム諸国に近い立場を取るようになってきているように思われる。

8月17日、アメリカのアフリカ問題担当者は、エリトリアをテロを支援する国家のリストに加えることを表明した。

ソマリア近隣諸国によるソマリア国内の様々な勢力への軍事支援が紛争の収拾を阻害してきたことを考えれば、イスラーム法廷連合に武器を提供してきた国を批判する声があるのは当然であろう。だが、そうした批判は、ソマリアの紛争を煽るような軍事介入・武器提供をしてきた周辺諸国全てに対して平等に行われる必要があるのではないか。また、アメリカが国連安保理決議なしでソマリアに爆撃を行ったことに対して批判の声があることも忘れられてはならないだろう。

大津 祐嗣

【主要参考記事】
BBC News 8月18日付、26日付、28日付
The Reporter 9月1日付
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2007年08月27日

【2009年8月27日 AFP】ソマリア

●通学路で爆弾が破裂、子ども2人が死亡

ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で26日、爆弾の爆発や手りゅう弾による攻撃が相次ぎ、子ども2人が死亡、6人が負傷した。  モガディシオ北部のGuptaでは道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発、通学途中の子ども2人が死亡、年配の男性1人が負傷した。
 北部のSuqaholaha地区では、武器の捜索をしていたエチオピア軍とソマリア軍の部隊に対し手りゅう弾による攻撃があり、兵士2人が負傷。
 また、Holwadag地区では、パトロール中の警察を狙った攻撃で、子ども1人とその母親を含む市民3人が負傷した。

 この前日、反政府イスラム武装勢力が、ソマリア政府支援のため同国に展開中のエチオピア軍がソマリアから撤退するまで、攻撃を激化すると宣言していた。
(出典:AFPBB)

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2007年08月25日

【2007年8月25日 AFP=時事】ソマリア

●首都で武装勢力と政府軍が激しい銃撃戦=ソマリア

    イスラム武装勢力の襲撃が頻発するソマリアの首都モガディシオで23日夜、武装勢力と政府軍が衝突し、8人が死亡した。警察によると、武装勢力側に7人、政府軍側に1人の死者が出た。また首都南西部では24日、取材中のラジオ放送記者が銃撃を受け、殺害された。
 警察によれば、武装勢力は治安部隊に対し2回にわたり攻撃を加え、双方の間で激しい銃撃戦が展開された。双方とも重機関銃やロケット弾を使用したという。戦闘は24日朝には収まったが、政府軍部隊が市内をパトロールしている。
 激しい銃撃戦が行われた首都南部シルコレ地区の住民の話では、巻き添えで少なくとも住民3人が負傷した。3人が負傷した民家にはロケット弾が飛び込んできて爆発したが、戦闘が激しく、負傷者をすぐには病院へ運べなかったという。
 南西部ゲド地区のバラデレでは24日、モガディシオに拠点を置くラジオ局「ラジオ・バナディル」の放送記者が乗ったミニバスが銃撃され、同記者は死亡した。同ラジオ局は「わが社の記者がバラデレで取材中、武装グループに襲われ、射殺されたとの情報を得ている」と発表した。「国境なき記者団」(本部・パリ)は、今年殺害されたソマリアのジャーナリストは同記者が7人目としている。

(出典:時事ドットコム)
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2007年08月22日

【2009年8月21日 国境なき医師団】ソマリア

●ソマリア:モガディシオ内外で医療へのアクセスが危機的に不足

国境なき医師団プレスリリース 2007年08月21日

ソマリアの首都モガディシオ内外では過去数ヵ月間、一般市民と避難民に対する医療ケアや援助が憂慮すべき程にまで減少している。国境なき医師団(MSF)は全ての紛争当事者に対し、医療従事者が制限を受けずに活動する必要性と、モガディシオ内外の住民や避難民が安全に医療ケアを受ける必要性を尊重するよう要求する。
MSFの医療チームは、過去6ヵ月間にわたってモガディシオで受けられる医療ケアのレベルが著しく低下していることを明らかにした。MSF派遣スタッフの概算によれば、モガディシオで今年1月に利用可能だった病院のベッド数は800床であったが、現在は250床以下に減少している。また1月以降、これらの病院のスタッフのうち4分の3が離職している。・・・・・
(国境なき師団より全文転載許可済)
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【2007年8月21日 時事通信】ソマリア

● AU部隊の活動延長を承認=ソマリア平和維持で安保理

 【ニューヨーク20日時事】国連安保理は20日、アフリカ連合(AU)がソマリアで実施している平和維持活動について、展開期間の半年延長を承認する決議案を全会一致で採択した。
 決議はまた、AUの平和維持活動を国連平和維持活動(PKO)に切り替えるための具体的計画づくりを進め、30日以内に安保理に報告するよう潘基文事務総長に要請した。ただ、現地情勢の混乱収束の道筋が見えない現状では、PKOの早期実施は困難との観測が支配的だ。

(時事ドットコムより転載 : 中村こうせい)
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2007年08月19日

【2007年8月19日 時事通信】ソマリア

●エリトリア、フレーザー米次官補発言を一蹴=テロ支援国家指定検討で

【アスマラ18日AFP=時事】エリトリアのアリ情報相は18日、エリトリアをテロ支援国家に指定することを検討しているとのフレーザー米国務次官補(アフリカ担当、写真)の17日の発言を一蹴(いっしゅう)するとともに、同次官補がエリトリア国民に対して悪意を抱いていることをさらけ出したことに感謝すると皮肉った。
・・・・・
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2007年07月28日

ソマリアから、ふたつのニュース

【国民和解会議、新たな迫撃砲攻撃で再度延期】

 15日に起きた迫撃砲の攻撃で1度延期となっていたソマリアの国民和解会議が、19日、新たに迫撃砲による攻撃を受け、再度延期となっている。

 この爆撃により、こどもを含む 5人が死亡、数人が負傷した。目撃者によると、首都モガディシオ北部の同会議会場付近に迫撃砲が着弾。会議場には1000人ほどの参加者が集っていたとされている。攻撃は国民和解会議の反対派勢力によるものとみられ、会議は21日まで延期となっているが、その後の経緯はわかっていない。

【モガディシオからの避難民増加、援助が緊急課題に】

ソマリアの首都モガディシオで、爆撃など市民の安全を脅かす暴力が続き、ソマリアが不安定な状態に入って後この16年間でもっとも危機的状況が発生してから数カ月が経過。現在も40万人の避難民が家に戻れず、大多数はモガディシオから西に約30kmのアフグーエとハワ・アブディに避難、極めて過酷な環境下で生き延びている。 避難民に緊急医療援助活動や援助物資の配布などを行っている、国境なき医師団(MSF)の、アフグーエにおける責任者フェイザル・アブドゥルカディール氏はこう語っている。「ここでは食糧配給がまったくなく、避難民に対し援助を提供する団体も少ない。食糧価格の高さや、安定した収入源のないことなども、大きな問題」。  2007年6月に、MSFは避難民の集まる地域で健康状態の調査を行った。予備調査の結果、栄養失調率が21.5%、うち重度の急性栄養失調率が3%であった。これは、世界保健機関(WHO)の分類で栄養危機と定義されるものである。現地で調査を行ったモニカ・ラル医師は、「調査が行われた世帯のうち6%が前日に何も食べていなかった。60%以上の世帯では収入を得る術がなく、93%では既に食糧がないか、間もなく備蓄がなくなる状況にある」と報告している。 

 今年1月、米軍による攻撃が起きて以来、さらなる混乱を呈するモガディシオと周辺地域での危機的状況が海外メディアの注目をよぶことは極めて少ない。悪化する状況の中、MSFは大規模な人的災害がさらに生じるのを防ぐため、関係者らに直ちに援助を提供するよう要求している。
AFPBB News(7月20日) 国境なき医師団(MSF/7月24日)のニュースサイト参照    要約/石井 良子    編集Africa-latina/Mii
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